那由多の軌跡もそろそろトロコン間近!
昔のゲームというのもありますが、まぁまぁ楽しめたので感想書いてみる。
面白いところ
・王道のストーリーが楽しめる
・四季でステージが変わるという発想
・周回プレイ時に親切
気になったところ
・ファルコム伝統の時限要素と隠しクエスト
・2周目までの難易度の低さ
・アクションの幅が狭い
面白いところ詳細
王道のストーリーが楽しめる
軌跡と言えばやはりそのストーリー。
主人公が最終的には世界の存亡に立ち向かうという王道of王道のストーリー。
好みが分かれるタイプではありますが、自分は大好物。
テイルズやゼノブレイドなんかが好きな人はハマると思います。
伏線も一応張ってありましたが、有ってないようなものが多かったですね…。(シグナのこととか)
あと、軌跡シリーズということで本編との関わりなんかの考察もはかどります。主人公のナユタはハーシェル姓なので、当然閃の軌跡のトワ会長と同じ性なのが気になりました。同じ軌跡の名を冠する以上、何かしらの設定を引き摺っている可能性は大いにありますが、今のところ繋がりは明確でない模様。黎の軌跡以降に期待ですかね…。
あと個人的にはステラギアの形が、軌跡で出てくる響きの貝殻と同じだと思うんですよね。。。機能は違えど同じアーティファクトとしての括りでいけそう。
四季でステージが変わるという発想
今作の冒険の舞台であるテラには4つの大陸があり、四季に応じて形が変わるというのが特徴。ステージの基本構成は変わらないことが多いが、行ける場所やギミックが大きく変わるのが面白いと思いました。
個人的にはボリュームの水増し感が無きにしも非ずといったところでしたが、
かなりガラッと難易度も変わるし、基本的には目標達成さえすれば周回不要なので、まぁ悪くないと思います。
周回プレイ時の新要素+親切仕様
2周目以降が本番な所もあり、周回時に細々とした親切心がうかがえました。
例えば、各大陸の攻略後には各管理者を助けて新しいアクションを覚えるというイベントがあるのですが、2周目以降は既にそのアクションを覚えているので演出が会話のみでスキップされます。
また、2周目じゃないと受けられないクエストやサブストーリーも追加されていました。1周目では深く触れられなかった登場人物の掘り下げがなされるので、完全な周回プレイとは違って多少新鮮な気持ちでプレイできるのは良いなと思いました。
気になったところ詳細
ファルコム伝統の時限要素と隠しクエスト
トロコンプレイヤーなら気持ちが分かる、「1度取り逃すと2周目まで取れない要素」系です。那由多の軌跡では宝箱コンプリートは無いうえにステージの再攻略は可能なのでそこは問題なかったです。
ただ、相変わらず時限性のあるクエストに加えて依頼箱では受けられない隠しクエストもあるので、一度逃すと周回不可避な要素があるのは要注意。各章クリア目前でのセーブデータ作成推奨です。。。
2周目までの難易度の低さ
イースをはじめファルコムのアクションゲームはそこまで難しくない印象がありますが、那由多の軌跡も例外ではなかったです。
回復アイテムが弁当orランダムドロップの回復薬しかないのでシビアかと思いきや、敵はそこまで固くない上にダメージも痛くないのでほとんど苦戦しなかったです。ボス戦もギミックさえ分かれば対処可能なものが多く、苦戦したとしても弁当をしっかり用意していれば楽勝レベルでした。
ダクソを始めとする激ムズアクションを期待している人には、やや物足りない作品であると言えます。ただ、2周目以降に解放される難易度INFINITY」では、敵の強さがこちらのレベルに応じて変わるため、一転かなり歯ごたえがあります。雑魚敵の攻撃に当たれば体力の4~5割消し飛ぶというスリルの中で遊べるので、気になる人は是非2周目まで頑張ってプレイしてみてください。
アクションの幅が狭い
またもやイースを引合いに出すのですが、最近のイース作品では主人公のアドル以外の仲間も操作することが出来、いろいろなプレイスタイルを楽しめました。しかし、今作では昔のゲームということもあって操作できるのはナユタのみ。
しかもナユタのアクションは基本的には剣を振る・ガードする・回避するの3択で、そこにノイの魔法やギアアクションが加わる程度。バトルは魔法でこかして剣ブンブンがほとんどなので、2周目後半ともなると少し飽きが来てしまいました…。
奥義として使える技も使い勝手がかなり悪いのも良くない。特に高所の石割で下突き暴発して何度も失敗したりと苦い思い出ばかりです…。
まとめ
以上、感想まとめでした。
軌跡外伝という位置づけで気にはなっていましたが流石にPSPを引っ張り出すわけにはいかないというところで、今回のリマスターを機にプレイ出来て良かったです。
軌跡ということで他作品との繋がりや考察がはかどる所がシリーズものの良いところ。うたわれ斬2までの繋ぎにはちょうど良いボリュームと質の作品でした。