7月のフリプでDLしてからコツコツやってようやくクリアしましたー。
というわけで、プレイした感想をつらつらと書いていこうかと。
ネタバレを多少含むので、その点はご注意。
1、ストーリー
その世界は、「beep」と呼ばれる現象に浸食されていた。
生命を変質させ、人の精神を蝕む「beep」。
あらゆる攻撃も通じず、瞬く間に増殖する「beep」は今や世界中を覆い、
残された人類は既に小さな街一つに閉じ込められた数万人を残すのみとなっていた。
そんな「beep」に、唯一対抗する力を持つ「詠巫女」。
詠巫女は数世代前から極わずかに誕生した、特殊な力を持った人間。
彼女達は歌や踊りの力で「beep」を消滅させることができ、
その力を以て、残された人類を守り、夢や希望を与え続けている。
※公式サイトより
これなんて進撃の巨人 ?
て感じで、強力な外敵が人類の生存圏を縮小させていく中で、詠巫女と呼ばれる存在が唯一の対抗手段であり、希望であると。アイドルという華やかな存在が物語の中心にはなっているものの、舞台設定そのものはだいぶ重めである。
そのため、女の子達がキャッキャしウフフしてても後ろには世界存亡の危機が迫っているので、そこまでうっとおしく感じず、ちょうど良い塩梅だったかなと思う。
2、登場キャラクター
本作は5人のヒロインと男主人公一人が中心に物語が展開していく。全部書いたらキリがないので、ある程度しぼって書いていこうと思う。
アイドルが主役だが、男キャラも存在している。ただし、敵に対抗できるのは詠巫女なので、出来るのは詠巫女達のサポート。実際アイドル達の事務所でマネージャー兼ボディガードとして活動していく。
性格はめんどくさがり屋だがいざという時は詠巫女を守るために体をはれる熱いヤツ…なのだが、声に感情が無い棒読みチックなのが結構ツライ。感情が無い感じを意識した声になっているのは、後々理由があることが判明するのだが、それでも声の感じのおかげで感情移入しづらいのが個人的には気になった。ただ、後半に行くにつれ主人公補正が徐々に高まり、彼にしか出来ない能力を獲得してからは、詠巫女達をまとめつつ自らも敵に立ち向かっていくリーダー的存在へと成長していった点は好印象だった。
そして、今作のメインヒロインは、「オメガクインテット」の名の通り5人組。
左からオトハ、キョウカ、カナデコ、ネネ、アリア
努力型幼馴染にクールな委員長タイプ、天然スポーツ系と人見知りで内気タイプ、そして不思議系と、一通り属性は網羅している感じ。
「ちなみに一番好きなのはアリア」
基本的にはオトハとカナデコが直感で突っ走り、キョウカが諫め、ネネはそれを見てあわあわし、アリアはマイペースにやりたい放題といった調子が続いていく。
このキャラクターのバランスは問題ないのだが、自分はオトハがとにかく苦手だった。
いわゆる努力型タイプの主人公は、自分自身に自信を持っており、芯があってブレず、壁にぶつかってもそれを一生懸命乗り越えようとする姿に惹かれるものだと思うのです。
ですが今作のメインヒロインであるオトハ、最後の最後まで自信ない感じで進みます。
周りのメンバーが「オトハ、頼む!」的な感じで頼んでも、「え、わたし?」
と自信ない返事を聞くたびに肩がガックリします。そこは任せて!と言えよ!と。
そんな感じで頑張っているんだろうけど成長を感じない描写になってしまっているので、ちょっともったいなかった感じです。
一方、自分の推しメンでもあるアリアですが、こっちはかなりグッときました。
不思議系になってしまったのは外敵であるbeepに襲われてしまい、感情や意思を奪われてしまったのが原因と話す。しかし、実際はbeepにとりこまれた結果beepそのものと化してしまい、詠巫女と同じことができたのもbeepとしての能力だったのである。そんなアリアは、自身が守ろうとしていた人々がbeepへの恐怖心から心無い言葉を投げかける姿に絶望し、自身がbeepだと明かして皆から離れてしまう。けれど、最後はやはり仲間と一緒にいることを選び、beepと戦う道を選ぶ。…
もうこっちがメインヒロインでは?
と、キャラの成長ぶりが一番感じられたし、アツイ場面も多かったので、かなり気に入りました。ただ、話し方が冗長で、言葉が短いわりに時間がかかるので、聞いていてちょっとダレる。(無感情系なら長門有希並みのスピードで頼む)
こんな感じで、と…で区切られながら話されるので、とにかくしゃべっている時間が内容に対して少なすぎる。
と、一旦感想は一区切り。現在もトロコンに向けて絶賛攻略中なので、次回書くときは戦闘システムの方で書いてみようかな。