というわけであっという間にクリアしたのでレビューしてみる。
これがオブ対馬より値段高いってマジ?
※ストーリーのネタバレを含みます
シナリオ
圧倒的一本道のストーリーでした。
「実は○○が××でした」だったり、「最初は惑星を救う話だったけど、最終的には△△と戦う話だった」という大きな転換点やアッと驚く展開もなく、最初から最後まで「惑星EMOを惑星OWANDALから救う話」で終わります。
とにかく話も短いため感情移入もほとんどできず、遠目にキャラクターがわちゃわちゃしてるのを見ている気分になるでしょう。
ステージギミック・敵デザイン
ステージ数も圧倒的少なさの7つ。ステージも基本は足場を飛んでいったり、道が封鎖されているから回り道して開けに行く。そして道中で湧く雑魚敵を倒しつつ、途中で中ボス1体と、最後にBOSS一体を倒すという、普通のアクションステージでした。
ただ、敵のバリエーションがかなり少ないです。詳しくは数えていませんがおそらく雑魚敵も10種類ないんじゃないかと。中ボスも外見と攻撃パターンが少し違うだけでほぼ同じ。極めつけはステージ奥のBOSS戦。まさかステージボスすら外見違いを出してくるとは思いませんでした。流石にBOSS位は全員違う造形にしてほしかった…。というか八魂衆とかいいながら8人出てこないのも詐欺過ぎる。。。
戦闘
戦闘も鍛えてないと詰むということもなく、問題なくクリア出来ました。ただ装備やレベルが低いと敵を倒しづらくてストレス溜まるので、そういう意味では事前の準備はしっかりした方が良かったです。
道中の雑魚戦は基本的にVtuberでスキル使って蹴散らしつつ、MPがカツカツor面倒な敵にはエモーショナルオーバードライヴで掃討してました。敵にも相性みたいなものがありましたが、これもあまり関係ない感じ。普通にごり押しでいけました。
結論として、よく言えばサクサク、悪く言えば脳死でクリアできるのであまり達成感は無いです。BOSSも女神で適当に弾打ってれば倒せましたしね…。
キャラの性能にもかなり差異が見られました。女神も正直ノワール以外は使わなくてもいいかなーと。チャージショット主体のブランなんかはテンポが悪すぎて使えませんでした…。Vtuberも大鎌使いのヴァイスが威力・攻撃範囲・燃費と全てにおいて優秀で終盤はかなり重用していました。
(そいえば最後に合流するマウリとキリに至っては一切戦闘に参加しないのはなんでなのぉ…)
Vtuber
今回の目玉であろうVtuber。ですが、結局は
・装備品の名前
・ロード画面の賑やかし
・クエスト発注の演出
・コレクションアイテム
等のRPGのあるある要素をオリジナルではなくVtuberにやってもらっただけ。メインというよりはちょい役として出てくる程度の感じで、Vtuber同士の掛け合いみたいなものは無かったです。
ただ、捕まっているVtuberはランダムなので、誰が出てくるかを見るのだけは面白かったです。
最後に
以上、いくつかの観点からレビューしてみました。
とにかくボリュームが少ないのが圧倒的に問題でした。アクションにおいてやはり敵のバリエーションや歯ごたえみたいなものが求められる中、敵の使いまわしたり同じことの繰り返しで単調な戦闘になってしまっているのもマイナス点。
とにかくVtuberという要素に9割体力を割いた結果生まれた作品と言えるでしょう。
RPG時代にあったやり込み要素もほとんどなく、トロコンも全然簡単な部類。正直なところガチャ30連にお金使うよりはマシかな程度のレベルではないかなと…。コンパゲー、とりわけネプテューヌシリーズに面白さを求めてはいけないのだと、改めて思いましたね…。