名もなきゲーム・アニメ手記

気ままにゲーム・アニメなど、自分が触れたコンテンツについて書いていくブログ。

【鬼の哭く邦】とりあえずストーリークリアしたのでレビュー!思ったより面白いじゃないか

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ひとまず「鬼の哭く邦」のストーリークリアしたので、感想を綴ってみる。

※ネタバレは控えめにしています。

 

 良かった点

進めば進むほど楽しくなる育成と編成

このゲームは体験版でも痛感した通り、序盤は使える技も鬼ビ人も少なく、その戦闘スピードも相まってやや単調に感じる部分が多いです。

 

が、鬼ビ人とスキルが揃ってくると、どんどん楽しくなってきます。

鬼ビ人不足は、少し物語を進めると手に入る、鎌のイザナが加入するとだいぶ楽になります。

×ボタンによる無敵移動と、側面or背後を攻撃すれば効果が増すという簡単な条件で効果が上がるスキルなど、かなり強力な鬼ビ人で最後まで強いです。

 

また、技奧樹で取得できるスキルには「○○が編成中なら常に発生する」というものが。憑依中(操作している状態)ではなく編成中なのでパーティに入れていれば効果を発生します。そこで、この組み合わせを考えて連れていく鬼ビ人を選ぶといった楽しみ方もできます。

 

他に取得できるスキルも、より火力を高めたり、一定条件でバフを付与するものなど、戦いをドンドン楽にしてくれるものばかりなので、育成が進めば進むほど無双が出来てきます。

序盤を乗り越えることが出来れば、一気に世界が変わるので、ちょっと我慢してプレイしてみるのがオススメです。

 

やはり面白かったストーリー

こちらも体験版の時点で期待していたのですが、ストーリーも面白かったです。

来世に必ず輪廻転生できるなら、今の命を捨ててもよいのか?

という命題が作品を通して描かれており、「命」について考えるというテーマはしっかり伝えられていたのはないかと。

ただ、序盤の話の展開はかなりおいてけぼりになりがちだとは思います。というのも主人公の周辺の人間関係とかがあまり分からない序盤から、話が1つ進む度にキャラが一人死ぬとかいう、Vガンダムも顔負けの命の散らしっぷりはなかなか衝撃的でした。

 

惜しかった点

鬼ビ人の配置が雑

今作の戦闘の要となる鬼ビ人。

増えれば増えるほど戦闘でのバリエーションが増えるので、確実に手に入れたいところ。

しかし、この鬼ビ人、イベントで強制で手に入るもの以外は、道中に無造作に配置されており、MAPやフィールドをよく見ないと、最悪取り逃します

MAPでは緑の◎で表示されているので、新MAPでは注意深くMAPを見ましょう。自分は危うくウィルを逃すところでした…。

 

BOSSの強さの調整不足感

特に中盤にて理不尽を感じる部分が多かったです。

BOSSの攻撃には薙ぎ払い系が多く、範囲が広くて避けにくいです。加えて相手の方が攻撃後の硬直が少なく、

 

BOSSの攻撃を避ける

硬直に技を差し込む

技の硬直に相手の攻撃が刺さる

 

という、攻撃を喰らわないように攻撃後の隙を狙っているのに意味が無いという事態が発生。ノーダメでの攻略が難しいのがアクション自信ニキのプライドを傷つけるのであった…。

 

癒し香(回復アイテム)の補充方法が少ない

今作の回復アイテム、癒し香。

レベルとともに最大所持数が増え、補充方法が敵ドロップか宝箱のみ

拠点に戻っても補充されないので、ボス戦後に回復アイテムが無いまま次のフィールドへ行くことも多々あり、ゲームオーバーの確率が跳ね上がります。

回復があるのと無いのとでは精神的にもだいぶ違ってくるので、せめて拠点に戻ったら補充してほしかった…。

 

まとめ

以上、簡単ですが感想を書いてみました。

体験版ではバトルスピードの遅さから嫌な予感を感じていましたが、ちょっとずつ我慢してプレイを続けていくと段々戦闘が楽になり、楽しい部分が少しずつ見えてくるスルメゲーでした。

 ストーリーもなかなか練られており、楽しいのが戦闘だけということもなく、普通に楽しめました。

今までのTOKYO RPG FACTORY製の作品の中では一番面白い作品なので、オススメです!